関西観光本部では、11月8日(金)~10日(日)、タイ・バンコクにて開催されたJNTO(日本政府観光局)主催による、訪日旅行促進のための旅行博「Visit Japan FIT Fair 2019」及び併催の商談会に参加、関西のPRを行いました。
13回目となる今回のFIT Fairには、日本各地からDMO、観光協会、自治体、民間事業者等60団体がブース出展。当本部は関西各府県の観光案内パンフレットや交通チケットの案内等を行ないました。
訪日旅行専門のイベントのため、具体的に訪日旅行を計画している来訪者が多く、旅の起点としての大阪に関する質問のほか、関西各地へのアクセスに関する質問が多数見られました。特に、和歌山、滋賀、鳥取といった自然やアクティビティ、アニメコンテンツ等を持つエリアへの質問も多数見られました。
他方、鉄道各社が発行する企画乗車券の種類の多さや乗車可能エリアの複雑さについては理解促進が難しく、今後の課題となりました。
タイからの訪日旅行客は、リピーター率が7割近くとなるなど、高い水準で推移しており、より関西広域への旅行に対するニーズが高まっています。
当本部では、今回のような直接的なBtoCの訴求の機会に加え、さまざまなチャネルを通して、関西広域の魅力を発信してまいります。
関西広域連合による「フランス・英国向けトッププロモーション」に参加しました
「ゴールデンスポーツイヤーズ」や2025年「大阪・関西万博」を控え、ヨーロッパでも日本・関西への関心が高まるなか、関西観光本部は10月13日(日)~20日(日)、フランス・英国への関西広域連合によるトッププロモーションに参加しました。
まず、10月15日のユネスコ本部でのセミナー、10月17日の大英博物館での奈良県仏像展にあわせて開催された関西エアポート㈱のセミナーにて、メディアや旅行会社向けに、関西の魅力をテーマごとの写真を使ってプレゼンテーションを行ないました。
その状況はTVでも放映され、また、インタビューされた内容は記事になるなど、大きな反響がありました。
加えて、10月16日にはパリ日本文化会館にておいて、関西の観光PRや芸舞妓と茶匠によるデモンストレーションを通じて、フランスにおいて関西の魅力を発信、様々な伝統文化を身近に感じてもらうことで、関西の認知度向上と誘客の促進を図り、日本とフランスとの交流を深化させる機会を設けました。
また、10月18日はロンドンのジャパンハウスにて、舞妓・芸妓の歴史・着物・踊りを紹介するイベントを実施、100名以上のお客様にお集まりいただき、活気あふれる関西を体感いただきました。
さらに、フランスのイル・ド・フランス州との提携や、英国最大の旅行業協会ABTAとの連携など、将来を見据えたプロモーションの意見交換もでき、関西にとっても非常に有意義なものとなりました。
今後も、フランスでのデジタルプロモーションのノウハウなど、よりフランスの方に訴求できるプロモーション方法等の議論を続け、今後のさらなるプロモーションにつなげてまいります。
「UNWTO/UNESCO 観光と文化をテーマとした国際会議」京都開催のお知らせ
国連世界観光機関(UNWTO)・国連教育科学文化機関(UNESCO)では、2019年12月12日(木)~13日(金)、国立京都国際会館(京都市)にて、第4回「観光と文化をテーマとした国際会議」を開催します。
先進国で初の開催となる今回の会議では、「将来世代への投資~観光×文化×SDGs~」と題し、オーバーツーリズム、住民生活と観光との調和、多様な文化の継承、観光と文化の相乗効果等について議論を行ないます。
どなたでもご参加いただけますので、下記WEBサイトから是非お申込みください。
◆事前申し込みサイト http://www.4wctc-kyoto.com/
UNWTOシンポジウム「都市観光の予測を超える成長に対する対応~観光地をいかにマネジメントするか?」のお知らせ
国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所・(一財)アジア太平洋観光交流センターの共催にて、12月11日(水)、メルパルク京都(京都市下京区)にて、「都市観光の予測を超える成長に対する対応~観光地をいかにマネジメントするか?」と題したシンポジウムを開催します。入場は無料となっておりますので、下記URLより奮ってご参加お申込みください。
https://unwto-ap.org/event/kyoto
【お問い合わせ先】UNWTO駐日事務所 村田・吉田 TEL 0724-30-3880
フランス旅行メディア向け 関西・東北連携のファムトリップを実施しました
関西観光本部では、10月15日(火)~23日、フランス旅行雑誌2社(「VOYAGES」「Yonder」)から2名を招聘し、関西~東北のファムトリップを実施しました。
地域連携によるプロモーション事業の一つとして、欧州からの関西訪問リピーター率向上を目指すべく、自エリアにはない魅力を持ち(対比性)、かつ、関西とのつながり(親和性)のある他エリア、東北との新たな観光ルートのフランスへの情報発信に向け、両エリアの取材を行ないました。
「町人文化」の関西と、「農村文化」の東北の対比を通じ文化の違いを体感すると共に、関西と東北をつなぐストーリーの発端となる近江商人と伝統工芸の町を訪問し、今回のテーマを再確認することができました。関西エリアでは三重県の伊勢神宮、伝統工芸の伊勢型紙、宿場町の関宿、滋賀県の近江日野商人館、近江手織りの里にて体験や取材を行いました。フランス人の訪日旅行での期待度の高い、「歴史・伝統文化体験」、「伝統工芸」のテーマ性を重視した取材地は、ライター達も非常に関心が高い様子で、それぞれの話に興味深く、しっかり耳を傾けていました。
関西の取材後、東北への移動には、航空会社が設定する訪日外国人専用の運賃プランを利用しました。滞在期間中も安価で効率的な移動の実現が可能です。
当本部では今回の成果を検証し、今後も他ブロックとの連携も含め、フランスから関西広域への訪問率向上に取り組んでまいります。
英国旅行業協会の東京会議「The Travel Convention」に出展しました
関西観光本部では、10月7日(月)~9日(水)、東京・グランドプリンスホテル新高輪に於いてアジアで初めて開催された、英国旅行業協会(ABTA)年次会議「The Travel Convention」に出展し、英国の旅行会社・メディア約500名に対して、関西のPRを行いました。
ABTAは、ロンドンに拠点を持つ英国最大の旅行業協会で、約 1,200 社の旅行会社やツアーオペレーター等が加盟する団体です。「The Travel Convention」はABTA が主催する最大のイベントで、英国以外の主に欧州域内において毎年開催されており、旅行業界における最新トレンドに加え、政治、経済、IT、消費者動向等、今後のビジネス展開に有益な情報が提供されます。
現状、英国全体の海外旅行者数7,173万人に対して、訪日旅行者数は33.4万人に過ぎません。ABTA参加者は日本を販売していない代理店が多く、当本部ブースやレセプション会場での参加者との意見交換では、「KANSAI」の知名度の低さも痛感しましたが、国技館と同じ土俵で相撲が取れる「体験」やゴールデンルートから最も近いスキー場「スポーツ」、三大ブランド牛と調理方法の違い「食」といった説明したところ、日本・関西に大変興味をもっていただくことができ、今後のPRの際の留意点であることが分かりました。
また、会議終了後には、ABTAのマーク・タンザーCEOと当本部の東井芳隆専務理事が会談を行ない、今後の関西のプロモーション方策について意見交換しました。タンザーCEOからは、ラグビーワールドカップ終了後の関西への関心の持続や、英国航空の関西空港直行便のデイリー化といった施策の推進、関西の持つ伝統・自然・食をテーマにした観光素材の提供、関西IN-東京OUTの周遊コースをからめたPRを積極的に行ない、「KANSAI」の認知度を上げていくべきとのアドバイスがありました。
今後、ワールドマスターズゲームズ関西や大阪・関西万博といった大規模な国際イベントによる世界的な露出も活用し、英国での「KANSAI」認知度アップに努めてまいります。
滋賀・福井にてランドオペレーター向けファムトリップを実施しました
関西観光本部では、10月1日(火)から3日(木)まで、主に東南アジア、東アジア市場の現地旅行会社へ旅行商品の企画提案等を行うランドオペレーター12社を首都圏等から招請するファムトリップを実施しました。
今回は、京都駅からスタートし、三井アウトレットパーク滋賀竜王、長浜市の黒壁スクエア等を視察した後、滋賀県の観光事業者16社との商談会を開催。ランドオペレーター側・観光事業者側が相互に熱心な情報交換を行ないました。
翌日は、福井県へ移動し、敦賀市の日本海さかな街、三方五湖山頂公園の視察、小浜市での箸研ぎ体験を行ないました。福井県でも観光事業者12社との商談会に臨み、参加した観光事業者からは「一度に多くのランドオペレーターと商談ができた」と高い評価がありました。
最終日は、小浜市の若狭フィッシャーマンズワーフ等の視察後、鯖街道・熊川宿を経て、ホテルヴィスキオ京都にて開催された当本部主催「関西総合商談会」に参加。関西の観光事業者等33社60名以上が参加するこの商談会では参加各社が自らの事業を懸命に訴え、大変な熱気に包まれました。
今回参加したランドオペレーターからは「新規商品を造成する上で、新たな観光素材を視察でき、多くの観光事業者とも情報交換ができた」といった評価の声がありました。
訪日旅行商品造成には、ランドオペレーターが深く関与しており、観光地の視察や観光事業者との商談を行うことで、海外の旅行会社への積極的なコース提案が期待できます。当本部では今後もさまざまなエリアを対象に同様のファムトリップを実施してまいります。
世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2019」大阪・関西 いよいよ開幕!
開催日 2019年10月24日(木)~25日(金)…業界日
2019年10月26日(土)~27日(日)…一般日
場 所 インテックス大阪 展示場1号館~6号館ABゾーン(大阪市住之江区南港北1-5-102)
主 催 日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)
内 容
日本と世界の旅行関係者が集結!「展示商談会」(10月24日~27日)
世界最先端のIRビジネスの展示とセミナー「IRゲーミングEXPO」日本初開催!(10月24日~27日)
デジタルマーケティング・海外旅行・エンターテインメントの動向が分かる「テーマ別シンポジウム」(10月25日)
あなたの一票で全国大会出場どんぶりが決まる!「全国ご当地どんぶり選手権」(10月26日~27日)
※関西観光本部ほか関西各ブースではアニメ「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング」
とタイアップしたデジタルスタンプラリーを実施します。
詳しくはこちら。
https://www.t-expo.jp/
入場方法
■業界日(入場無料、ぜひ事前登録を!)
下記ホームページから事前登録をお願いします。
https://www.t-expo.jp/biz/registration.html
■一般日(入場料1,000円、前売り500円)
前売り入場券は下記ホームページから直接購入、またはチケットJCBほか各プレイガイドにて販売中。
https://www.t-expo.jp/public/ticket/
英国旅行誌「National Geographic Traveller UK」 の取材受け入れを行ないました
関西観光本部では、9月21日(土)~28日(土)、英国で最も影響力のある旅行誌である「National Geographic Traveller UK (NGT UK)」の専属の記者(Tamsin Wressell氏)を招聘し、関西(鳥取県、京都府、兵庫県、徳島県)への取材を実施しました。
今回の取材は、本年3月に、世界最大の旅行博である「ITB Berlin」にてNGT UKと商談した結果実現したもので、英国市場に興味を持つ鳥取県、海の京都DMO、森の京都DMO、兵庫丹波観光ネットワーク推進委員会、淡路島観光協会、そらの郷(徳島県)の協力のもと、事前に英国側からの関心が高かった、自然(海・山)、食(地元産品・日本酒)、温泉をテーマとして取材を行ないました。記者は鳥取砂丘や黒井城址雲海といった自然や、女性が活躍する酒蔵、渓谷を流れる青い水に強い好印象を持った一方、英国人のさらなる誘客のためには、温泉での「Tattoo(入れ墨)」の入った旅行客の入浴等について、受け入れ側・旅行客双方の丁寧な異文化理解が必要、といった課題も挙げました。
2018年の英国からの訪日客は過去最高を更新する33万人を超え、2019年上半期はさらに対前年比+9.7%の伸びを示し、英国市場の重要性はますます高まっています。
当本部では今回の成果も踏まえ、今後、メディア(旅行雑誌・新聞・ブロガー)や日本向けを販売する旅行会社等の招聘を実施し、英国から関西広域への訪問客増に取り組む予定です。
【事業者の皆様】キャッシュレス推進に関する取組について
関西観光本部では、外国人旅行客の皆様などによる消費機会の増大や利便性向上の一助として、また、事業者の皆様の高度なマーケティングの実現等の一助として、キャッシュレス支払環境の整備を推奨しています。
事業者の皆様向けに詳しい情報が掲載されていますので、経済産業省のホームページをご覧ください。
◆経済産業省近畿経済産業局「キャッシュレス推進に関する取組」
※なお、当本部は一般社団法人キャッシュレス推進協議会に団体会員として加盟しています。