2019.03.28 | 関西観光本部 2019年度事業計画について ~“The Exciting Journey, KANSAI”の実現に向けて、グランドデザイン初年度の取組を始めます!~ |
関西観光本部では、2019年度事業計画を決定しましたので、お知らせします。
今年から始まるゴールデン・スポーツ・イヤーズ、さらには2025年の大阪・関西万博までを見据え、昨年10月に策定した「関西ツーリズムグランドデザイン2021」で掲げた、関西全体として目指す姿「The Exciting Journey,KANSAI」(=ワクワク、ドキドキするような周遊を楽しめるエリア)の実現に向けた新たな取組にチャレンジしてまいります。
関西広域の観光情報を発信する新ポータルサイト「The KANSAI Guide」(ザ・カンサイ・ガイド)を3月29日(金)午前10時にオープン。関西への来訪が少ない欧米豪市からの「関西への訪問意向」を高めるとともに、リピーターの多いアジア市場からの「関西広域への周遊意向」を高める工夫を盛り込んでいます。
【新サイトの特徴】
・欧米豪(米・加・豪・英・仏・独)の約3,000サンプルに対して実施したモニター調査の結果(関心の高い旅行内容や観光素材)をコンテンツ内容やサイト設計に反映。
・関西に馴染みの少ないこれらの国から、関西の持つ多彩な観光スポットへの関心を引きつけるために、人気映像作家・永川優樹氏を起用した、関西2府8県を紹介する8Kでの観光動画をトップページに掲載。動画は3月22日から当本部YouTubeで先行公開しており、28日時点で既に約300万回再生されています。
※永川 優樹(えいかわ・ゆうき) 氏
1978年長崎県生まれ。政府機関や地方自治体のプロジェクトに参画し、ツーリズムと連動した映像制作を多数手掛ける。これまで、草津温泉観光協会、山陰インバウンド機構、東北観光推進機構、釧路市などの作品を手掛け、YouTubeでの総再生回数は1億2千万回以上にのぼる。先月16日にNHKBSプレミアムで放送された「四・季・彩~光あふれる みちのくで~」では永川氏の制作した映像により東北の厳しい気候風土から生まれる豊かな色彩と人々の営みを圧倒的な映像美で紹介。
・「AIチャットボット」を搭載し、個人からのニーズにもクイックレスポンスが可能。
・サイトの流入分析により、外国人旅行客の関心事項を可視化。関西広域の観光マーケティングデータの基礎資料としての活用が可能。
・ユーザーが希望する「体験」や「地域」ごとに推奨する周遊ルートを提示。
・日本語・英語に加え、13カ国語で対応。
【新サイトのアドレス】 ※3月29日(金)午前10時オープン
https://kansaiguide.jp/rt/(日本語) / https://kansaiguide.jp/rt/eng/(英語)
外国人旅行客から人気の高い京都市・大阪市からさらに一歩足を伸ばしてもらい、関西広域の各エリアへの周遊を強化していくため、「プラスワントリップ・キャンペーン」を新たにスタート。
京都市・大阪市への過度な集中を緩和し、関西全域へインバウンドによる効果を波及させていくことを目指しています。
【「プラスワントリップ・キャンペーン」の概要】
・当本部にて関西2府8県の中から「重点エリア」(市町村レベルを想定)を選定。インバウンドに精通したプロモーション事業者等の専門家チームを選定したエリアに派遣し、セールスポイントや課題の洗い出し、適切なプロモーション方法の提案、情報拡散等、エリアが希望するターゲット国向けのプロモーションを総合的にプロデュース。
・プロデュースに係る費用は1エリアあたり500万円まで当本部が負担。2019年度は2件程度実施し、3~5年で10府県の中で最低1エリアは選定することを目指す。
○グランドデザインで掲げた「The Exciting Journey,KANSAI」をさまざまな場面で浸透させていくため、当本部のロゴを一新し、コーポレートスローガンとして「The Exciting Journey,KANSAI」を記載します。
○新サイトを中心としたデジタルプロモーション&マーケティングの強化、さらには、グランドデザインでも掲げた「する/みるスポーツの観光コンテンツ化」を推進するため、新たに次の2つの部署を設置します。
(1)デジタルマーケティング部
主な業務内容:「The KANSAI Guide」を活用したデジタルプロモーション&マーケティングの実施等
(2)文化・スポーツ観光部
主な業務内容:「する/みるスポーツ」の観光コンテンツ化、関西元気文化圏事業の実施等
これらの他にも、外国人旅行客の関西広域への周遊拡大に向けた基礎的データのリサーチや受け入れ環境整備支援、「G20大阪サミット」や「ツーリズムEXPO2019大阪」への協力など、広域連携DMOとして、関西全体のインバウンド振興に尽力してまいります。
★添付資料