理事長メッセージ

”KANSAI”をグローバル・ツーリズム・デスティネーションへ

理事長 松本 正義

 関西のインバウンド観光は、円安やビザ発給緩和、関西国際空港へのLCC増便等を背景に、2011年以降、急激に増加し、2019年の訪関西外国人数約1,300万人、消費額約1.2兆円を記録するなど関西経済の成長に大きく貢献して参りました。
 しかしながら、今日、新型コロナウィルスによる国際往来の制約が続いており、未だ本格的な再開を見通すことができない状況にあります。このことは、経済社会に大きな影響を及ぼしており、特に、観光については甚大なものとなっています。観光関係事業に携わる皆様は、塗炭の苦しみの中で、事業の継続に多大なご努力をされており、心から感謝と敬意を表するものであります。このご努力を将来につなげるため、我々は、多くの旅行者が関西を訪れる日が再び来ることを確信し、関西観光が以前より更に発展することを目指して、目標を定めて歩みを続けていく必要があります。
 今後、関西では、文化庁京都移転、うめきた2期地区先行まちびらき、北陸新幹線金沢~敦賀開業等の大規模プロジェクトが実現し、関西国際空港のターミナルのリニューアルも完成します。さらに2025年にはナショナルイベントである大阪・関西万博の開催地となります。この好機を活かしONE関西の旗印の下、皆様の力を結集し関西を世界の旅行者に選ばれるデスティネーション”KANSAI”に育て上げていきましょう。
 

理事長 松本 正義

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