2021.12.07 | 「National Geographic Traveller UK」掲載にむけた取材受け入れを行いました |
関西観光本部では、10月25日(月)~11月3日(水)、英国で最も影響力のある旅行誌である「National Geographic Traveller UK (NGT UK)」で関西特集を掲載するため、日本在住の記者(Mr. Ben Weller)を招請しました。
THE EXCITING KANSAI(関西を8つのエリアで紹介)の中から、「山陰海岸」・「福井~琵琶湖西岸」の自然の魅力と、「都文化の源流をたどる」・「Stay & Eat」をテーマに京都府を取り上げました。
この招聘については、近畿運輸局、京都・兵庫・鳥取三府県広域観光交流圏推進実行委員会、福井県、びわ湖大津観光協会、京都府、海の京都DMO並びにお茶の京都DMOの協力のもと、受入れが実現しました。コロナ禍における広域での取材のため、度重なる日程変更を強いられましたが、無事取材を行うことができました。
各自治体とNGT UKと当本部の間で、事前にテーマや取材先について意見のすり合わせを行い、山陰海岸ジオパークでは海岸美の素晴らしさを、福井県では自然・禅・伝統工芸を、滋賀県では比叡山延暦寺を取り上げました。
また、都文化の源流をたどるストーリーでは、茶道を都文化の集大成と位置づけ、ちりめん・抹茶・茶器(焼物・竹)などの素材や製作の過程からはじまり、製品に至るまでを取材しました。さらに、Stay & Eat では、宿泊施設によって異なる食事に焦点を絞り取材を行いました。
今回取材を行った記者は伝統工芸の職人について、後継者や環境問題に高い関心を持たれておりました。
英国でも関心の高い日本食について、和室であれば部屋食、茅葺き古民家では炉を囲みながらの食事スタイルなど、宿泊先によって異なるサービス方法は大変注目されており、更なる関心の広がりにつながると期待しております。
なお、今回の取材の内容は英国で2022年3月3日に同時発売されるNational Geographic トラベル誌とフード誌に掲載される予定です。
今後も、当本部ではコロナ収束後の訪日旅行復活を見据えたプロモーションを行い、SDGsを意識した魅力発信につとめ、英国から関西広域への訪問客増に取り組む予定です。