2019.05.28 | シンポジウム「国際的視野で考える日本・関西インバウンドの次なる展開」を開催しました |
2019年5月16日、シンポジウム「国際的視野で考える 日本・関西インバウンドの次なる展開~観光地経営とDMOs-the UNWTO QUEST program~」(主催:和歌山大学国際観光学研究センター 共催:UNWTO(国連世界観光機関) Academy、UNWTO駐日事務所 後援:観光庁、関西観光本部)が大阪市内にて開催されました。
UNWTOからは、マーケット・インテリジェンス&コンペティティブネス部スペシャリストのパトリシア・カルモナ氏、UNWTO Academyからはプログラムマネージャーのソニア・フィギュラス氏、また(一社)田辺市熊野ツーリズムビューロー会長の多田稔子氏、JTIC.SWISS代表の山田桂一郎氏が、"持続可能な観光”をキーワードに講演しました。
UNWTOの基調講演では、DMOのありかた、組織の強化や課題に対する具体的なアプローチ方法を世界的事例を交え、紹介がありました。多田会長からは、訪日観光の受入に成功した要因や地域全体のシステム作りについて、またスイス・ツェルマットの観光を牽引され観光庁「観光カリスマ」としても活躍する山田代表からは、スイスの事例から”地域のために観光が何ができるか”、日本の”地域の中の観光”の課題、その先へ進むプロセスなど鋭い視点から、講演がありました。
パネルディスカッションでも、オーバーツーリズムなど地域の課題に対する質問も寄せられ、具体的かつ新しい視点で活発な議論が交わされ、大いに盛り上がりました。
当本部も、国際的な視野をもちつつ、地域にどう還元できるかを意識して行動し、今後も関西のインバウンド振興のために継続して取り組んでいきます。