産経新聞社・関西のインフラ強化を進める会主催のシンポジウムに弊財団代表理事が登壇いたしました

2022年8月26日(金)に大阪市中央区の大阪府立労働センター(エル・おおさか)で行われたシンポジウム「関西のインフラ強化を進めるために~西日本連携による観光、地域づくり戦略~」(産経新聞社・関西のインフラ強化を進める会共催)のパネルディスカッションに、弊財団代表理事・東井芳隆が登壇いたしました。

はじめに「NTTの地域分散型ネットワーク社会実現への取り組み」と題して、NTTの澤田純会長による特別講演が行われたあと、「西日本連携による観光、地域づくり戦略」をテーマにパネルディスカッションが行われました。
弊財団からは、地域をストーリーとテーマでつなぐ広域観光ルートづくりなど、地域資源を活かした観光振興の取り組みについてご紹介をしながら、西日本の広域観光推進に向けた地域連携の可能性や効果について、京都大学経営管理大学院の小林潔司特任教授をコーディネーターに、徳島県の勝野美江副知事、瀬戸内海汽船の仁田一郎社長、JR九州エージェンシーの渡邉太志常務とディスカッションいたしました。

2025年大阪・関西万博に向けて、今回、専門家の方々と対談する機会をいただいたことで、弊財団の広域観光圏“KANSAI”構築への取り組みや目的、および「関西ツーリズムグランドデザイン2025」について、オンライン参加者含む約500名の参加者の皆さまにご理解いただくよい機会となりました。

■「関西ツーリズムグランドデザイン2025」 はこちら

      

全日本ホテル連盟近畿支部長・青年部長にご来所いただきました

2022年8月24日(水)、一般社団法人全日本ホテル連盟 近畿支部長(株式会社更紗ホテルズ 取締役統括本部長)北原信輔様がお越しになりました。

北原支部長様からは、コロナ禍においても同支部(近畿2府4県約300のホテルが加盟)へ入会検討される企業が増えていることや、人材(人財)育成にフォーカスしていることを紹介いただきました。また、これからの展望として、2025年大阪・関西万博やIRを見据え、DMOや自治体との連携強化や、近畿支部に留まらず中四国や九州など、より広域での連携を進めたいとの思いを熱く語ってくださいました。9月29日(木)には、近畿支部・中四国支部・九州支部とともに「全日本ホテル連盟 令和4年度西日本大会」が大阪で開催されます。
一方、当本部からは、今年3月に策定した「関西ツーリズムグランドデザイン2025」(滞在日数を増やす「プラスワンナイト」の推進や「テーマツーリズム」の創出等)についてご説明し、今後の国際往来再開時や万博を見据えた中長期的観点から、活発な意見交換をおこないました。

一般財団法人全日本ホテル連盟 https://www.anha.or.jp/

外国人留学生による「KANSAIファン・モニター・ツアー」を、琵琶湖・淡路島で実施いたしました

関西観光本部では、2022年8月9日~10日の日程で、関西国際大学国際コミュニケーション学部観光学科で選抜された留学生を対象とした、琵琶湖・淡路島それぞれを巡るファムトリップを実施いたしました。
このファムトリップは、国際往来再開が見通せない中、海外から関西に来て生活し、学んでいる留学生に対し、関西のファンとして、海外に情報発信していただくことを目的としたもので、当本部とびわこビジターズビューロー、淡路島観光協会など地域の方々および近畿運輸局との深い連携により実施できたものです。
また、新型コロナ感染予防対策には十分配慮し、また参加学生も全員がPCR検査を受けて、安心・安全なファムトリップを心がけました。

ファムトリップ前日に実施した事前学習において、留学生は、近畿運輸局による近畿の観光政策に関する講義や、びわこビジターズビューロー、淡路島観光協会の方々の説明を熱心に聞き、質問をしながら、動画の構想やストーリーを組み立てた上で、ファムトリップに臨みました。

ファムトリップ当日は、琵琶湖コース、淡路島コース、それぞれ全行程に、びわこビジターズビューロー・淡路島観光協会の担当の方々にアテンドいただき、撮影前には訪問先の担当者から有意義なお話をいただきました。

当事業により、若い人の感性と外国人目線で琵琶湖・淡路島の魅力を体感し、その感動を、動画という姿に変えて世界に発信されることにより、国際往来再開後の訪日需要回復の一助となり、ひいては地域の豊かな暮らしへの貢献につながると確信しています。
次年度以降も地域と大学、在日外国人の皆さまのご協力をいただきながら事業を展開してまいります。

<ツアー概要>

(1) 琵琶湖コース

・実施日時:2022年8月9日(火)~10日(水)
・参加者 :ベトナム・韓国の留学生5名
・訪問先 :オーパルオプテックス、琵琶湖博物館、五個荘近江商人屋敷、近江上布伝統産業会館 等
・地域連携先:公益社団法人びわこビジターズビューロー

(2) 淡路島コース

・実施日時:2022年8月9日(火)~10日(水)
・参加者 :インドネシア・ベトナムの留学生3名
・訪問先 :道の駅福良「渦潮風鈴小道」、うずしおクルーズ、淡路人形座、安富白土瓦、パルシェ香りの館、淡路貴船太陽光発電所、禅坊 靖寧 等
・地域連携先:一般社団法人淡路島観光協会

三重県の鈴木健一 伊勢市長、及び 橋爪政吉 志摩市長にご来所いただきました

三重県の鈴木健一伊勢市長、及び橋爪政吉志摩市長が、当本部にお越しになりました。伊勢神宮をはじめ豊かな自然の中に屈指のリゾートエリアを擁する両市は、今後、連携して、令和の御遷宮を目指して様々な観光振興策を進められます。特に、大阪・関西万博が開催される2025年は、式年遷宮の山口祭が予定されていることから、SDGsをテーマに訴求していくことなどのお話を伺いました。さらに、10月31日まで、伊勢志摩地域最大の観光キャンペーン「伊勢志摩ジャンボ!!」開催と説明があるなど、関西エリアの広域観光、宿泊日数増の実現には両市の観光振興が大きな力となることから、今後さらに当本部と連携を強めていくこととなりました。

新規会員様のご紹介 ~ゆこゆこホールディングス株式会社~

ゆこゆこホールディングス株式会社様がこのたび当本部の会員に新規入会されました。
以下の紹介文をいただきましたので、ぜひご一読いただきますようお願い申し上げます。

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■企業団体名:ゆこゆこホールディングス株式会社

■業種:サービス業

■紹介文:
シニアをメインターゲットとした温泉宿泊予約サービスを展開しています。
全国の旅館に担当営業が出向き、集客最大化に向けた企画を提案。
シニアの温泉宿泊を通じて地域振興と高齢社会に貢献する旅行会社です。

■URL:
・宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」:https://www.yukoyuko.net/
・ゆこゆこホールディングスコーポレートサイト:https://www.yukoyuko.co.jp/

8/26(金) 産経新聞社・関西のインフラ強化を進める会主催のシンポジウムに弊財団代表理事が登壇いたします

2022年8月26日(金)  、弊財団代表理事・東井芳隆が下記のシンポジウムに登壇いたします。
本シンポジウムは、関西、西日本のさらなる発展を目指し、情報通信、観光産業等を含む各分野での取組について紹介すると共に、経済再生のための社会インフラ整備、産業・観光振興、地域づくり及び広域連携のあり方等について議論する場として開催されるものです。
当日は、パネルディスカッション「西日本連携による観光、地域づくり戦略」にパネリストとして登壇し、本年3月に策定した「関西ツーリズムグランドデザイン2025」や2025大阪・関西万博に向けての取組や考え方をお伝えする予定です。

第11回シンポジウム 関西のインフラ強化を進めるために~西日本連携による観光、地域づくり戦略~

  • ■日 時:2022年8月26日(金)13:30~17:00(受付 13:00)
  • ■参加方法:会場参加 及び YouTubeを利用したライブ配信
  • ■会 場:エル・おおさか(大阪府立労働センター) エル・シアター(大阪市中央区北浜東3-14)
  • ■参加費:無料 ※事前申込要(申込期限 8月25日(木))

詳細および申込方法は下記サイトをご覧ください
https://www.kyokai-kinki.or.jp/kansai-infra/sympo/sympo20220826.html

第14回ホテル・レストラン・ショーの主催者ステージに弊財団代表理事が登壇いたしました

2022年7月27日~29日にインテックス大阪で行われた「第14回ホテル・レストラン・ショー&FOODEX JAPAN in 関西2022」の主催者ステージに関西観光本部代表理事の東井芳隆が登壇し、「大阪・関西万博を契機とした、関西観光地への訪日観光客誘致」というタイトルでお話しさせていただきました。

本年3月に2府8県の皆様と策定した「関西ツーリズムグランドデザイン2025」に基づき、 “関西”がアンダルシアやコートダジュール・プロヴァンスと肩を並べる世界の観光圏“KANSAI”へ。そして、旅行消費をいかに増やしていくか、滞在日数増のために何をすべきか。2025大阪・関西万博に向け、広域観光圏”KANSAI”形成のために必要なのは、広域観光ルートの構築に加え、豊富な世界遺産・日本遺産、SDGS・文化歴史・体験型観光といったテーマツーリズムの構築であるなど、1時間弱の登壇の中でご紹介いたしました。

当日の資料は非公開とさせていただきますが、
セミナー内でご紹介した「関西ツーリズムグランドデザイン2025」等の情報は下記からご覧いただけます

・関西ツーリズムグランドデザイン2025 https://kansai.or.jp/guideline.html

・広域観光ルート”THE EXCITING KANSAI” デジタルブック(英語) https://www.the-kansai-guide.com/kansaiguide/data/exciting/pdf/en2022.pdf

・Premium文化観光ツアースペシャルサイト(英語) https://www.the-kansai-guide.com/en/exclusive-expeditions/

地域のお祭り研修セミナーとお祭り当日の実地研修の開催 通訳案内士スキルアップ実地研修(住吉祭)

関西観光本部では、文化庁の人材育成を目的とする補助事業の一環として、関西の通訳案内士の方々を対象とする「地域のお祭り研修とお祭り当日の実地研修事業」を実施しています。

本研修事業は、多くの訪日旅行者を魅了する関西の文化資源の中から、歴史に裏打ちされた伝統行事や祭礼を対象として、通訳案内士の方がツアーを企画し、直接旅行者に提案できる仕組みの構築を目指し、アフターコロナで想定される訪日観光の個人旅行化、案内内容の変化、観光ニーズの変化など、ツアー形態の多様化に対応する、新しい生活様式での通訳案内士に向けた人材育成支援として取り組んでいます。

第1回目の実地研修は、7月30日〜8月1日に開催された住吉祭の視察をメインにあべのハルカス見学や、阪堺(チンチン)電車への乗車、下町情緒あふれる住吉大社周辺の散策などを盛り込んだ内容として夏越祓神事が行われる7月31日に実施しました。コロナの影響で、残念ながらお祭りが縮小され、直前の予定変更などもあり、予約即満員だった応募人数も20名の参加に留まりましたが、メインの夏越祓神事の参加も規模縮小ながら何とか叶い、有意義な研修の一日となりました。また、イヤホンガイド活用などにより、感染防止対策を徹底しながら、コーディネーターの軽快で奥深いお話は、訪日旅行者にも興味深い内容であると思われ、大変暑い中、参加者が熱心にメモを取っておられた姿が印象的でした。

今回の研修を契機に住吉大社・祭りを軸とする新たなガイドツアー企画の造成に繋がれば良いと願っています。

関西観光本部では、地域の伝統行事や祭礼などのお祭りをテーマとして、通訳案内士の知見を高めていただくことを目的として、関西の8地域のお祭りを対象に、動画によるオンライン視聴形式のセミナーを開催するとともに、これに合せたお祭り当日の実地研修を3回開催する予定です。

また、通訳案内士の皆さま自らが、お得意のテーマによるガイドツアーを企画・造成・販売出来る、ツアー検索システム「KANSAI Recommended Guide」を昨年度構築し、今回早くもご参加の方から関連する1プランを公開いただきました。

スペインの有力ランドオペレーターによるファムトリップを、奈良県で実施いたしました

関西観光本部では、奈良県観光局および奈良県ビジターズビューローの協力のもと、スペインの訪日旅行取扱人数ナンバーワンであるイベロ・ジャパンを、2022年7月4-6日・7月11-13日の2日程で奈良県に招請し、体験を中心としたファムを実施いたしました。
ゴールデンルートから大きく外れることのない地域で、新たな滞在圏を探していた同社は、新規素材として奈良県から提案のあった信貴山の宿坊・玉蔵院に興味を持ち、宿坊体験、精進料理、勤行(護摩行・大般若祈祷)を体験したほか、信貴山周辺及び奈良県中南和中心にコンテンツを体験するファムにスタッフ6名に参加いただきました。
信貴山以外にも、長谷寺(桜井市)の朝の勤行での観光客のいない幻想的な回廊や、重要文化財のご本尊の観音様のお御足に触れてお参りできる特別体験は、是非海外にも発信したいとのお言葉をいただきました。また、けはや座での相撲体験(葛城市)、布都正崇鍛刀場での日本刀工房見学(天理市)、真武館真勝流刀道の真剣による俵切体験(川西町)など、欧州からのインバウンドへの期待が高まる中、奈良県ならではの体験を通じ、滞在圏としての奈良の魅力を発信いたしました。
スペイン語圏人口約5億人は今後のプロモーションでも優先度の高い市場と考えており、この時期に関西の魅力を旅行会社・ランドオぺレーターのスタッフに、実体験に基づく提案を海外に行っていただくことで、インバウンド回復後の関西の滞在日数を増やすことに繋がればと考えております。

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